庵治石の活用
石のまち庵治町
香川県高松市庵治町(あじちょう)と、その隣町・牟礼町(むれちょう)。
両町の境付近の山から採れる花崗岩(かこうがん)は、「庵治石」と呼ばれ、この地域は、日本三大石材産地の一つに数えられています。
そのためこの地域一帯には、採石から加工、販売に至るまで、石材にまつわるありとあらゆる企業や職人さんが、数え切れないほど存在しています。
庵治石はまさに、庵治町とは切っても切り離せない地場産業であるといえます。
世界に誇るダイヤモンド
庵治石は、きめが細かく粘りの強い花崗岩で、磨くほど味わい深い「つや」が出ます。
その最大の特徴は、磨くと浮き出る、独特の模様。
斑(ふ)と呼ばれる親指で押したような模様が現れ、その世界的にも類を見ない優美な模様は、庵治石にしか出すことができません。
庵治石は他の花崗岩と比べ硬度が高く(モース硬度=7、水晶と同じです。)その希少性から「花崗岩のダイヤモンド」と呼ばれています。
庵治石は、特に墓石材として有名で、最高級石材の代名詞とされるほどです。
この地域でしか採れない庵治石は、日本においてはもちろん、世界においても、たいへん貴重なものといえるのです。
平安の時代より培われた技術
庵治石はその昔、高松のお殿様御用達の石であったとされ、古くは平安時代後期、遠く京の都まで送り出されていたと伝えられています。
そしてその歴史とともに培われてきたのが、庵治石という特別硬度の高い石を、刻み、磨き、より美しく仕上げるために創意工夫を重ねた、庵治の石匠の技なのです。
地域の特色を生かした自立支援
伝統産業の技術を、障害を持つ方たち学んでいただき、自立を支援することが、NPO法人はじめの一歩の主な活動です。
はじめの一歩が密に連携する有限会社ななみ屋には、庵治石製品の製造・加工・販売に関するノウハウがあります。
また地域のネットワークを生かし、地元の職人さんのご協力も得て、技術指導をおこなって頂いています。
NPO法人はじめの一歩の活動やネットワークは、すべて「庵治石」が繋げてくれたものです。
繋げてもらったきずなを大切にし、微力ながら地域活性化に尽力したいと思います。



